転職の面接で面接官に好印象を与える5つのテクニック

スーツで面接

転職の面接においては、すでに書類選考は通過した人に対してなので、企業側も真摯にその人の資質を見極めようとする場となります。そこでは、印象のよし悪しが評価にダイレクトに反映するといえるでしょう。

普段では嫌な感じがしない人であっても、面接に際して漫然と構えていては好印象を得ることが難しくなります。それでは一体どのような点に留意すれば、印象を高めることが可能なのでしょうか?

今回はいろいろな角度から、面接において好印象を与えることができる「テクニック」について解説します。これらを理解して準備すれば、何もしないのと比べてはるかに好印象を得られることでしょう。

テクニック1:受付〜入室で好印象モードに

合格イメージ
面接は受付から始まるといわれています。受付での対応もチェックされているのです。最初から好印象を与えるために、面接会場到着から面接開始までの望ましい振る舞いを確認しておきましょう。

到着時間は10分の余裕を!

受付に向かうのは面接の開始10分前が適切です。早過ぎると、面接官が対応できずに迷惑をかけてしまうおそれがあります。

また、5分前であればちょっとした行き違いなどで、開始時間に遅れてしまうおそれがあるでしょう。充分に余裕を持って会社前に到着した上で、近隣のカフェなどで待機するぐらいの余裕を持ちましょう。

無人受付の場合は、内線電話やインターホンで来社を伝える必要があります。慌てずにはっきりと自分の名前、来社理由と約束の時間、担当者の方の名前を伝えましょう。

待合室などに通されたら、きちんとした姿勢で静かに待ちます。この時にスマートフォンを触ったり、書類を見直したりは厳禁です。すでに選考に入っていることを自覚しましょう。

入室時のマナー4項目

入室時は担当の面接官に与える第一印象が決まる瞬間です。面接というよりビジネス上のマナーとして、以下の4項目を覚えておきましょう。

1:名前を呼ばれた段階で、ゆっくりとドアを2〜3度ノックしましょう。中からの「どうぞお入りください」などの応答を待って、「失礼いたします」といいながらドアを開け、入室します。

2:入室したらドアに向き直って静かに閉めましょう。後ろ手に閉めるのは失礼です。

3:椅子の横に立ってから面接官に向い、「本日はお時間をいただき有難うございます。〇〇と申します。よろしくお願い申し上げます」などのあいさつをして、丁寧に一礼しましょう。

4:面接官に着席を促されるのを待ってから座らなければなりません。

相手の心に向けてあいさつを!

あいさつはコミュニケーションの基本です。相手に認識されなければ、あいさつをしていないも同じです。マナーを欠いていると取られても仕方がありません。

第一声は心持ち大きな声で元気を込めた、相手の心に届くあいさつで面接のスタートを切りたいものです。笑顔を意識すれば事前と口角も上がって、発声も明るく響きます。

身だしなみは誠意の表現

身だしなみは第一印象に大きく関わる要素です。それは先方に対しての誠意の表現でもあります。そこから志願者がどんな仕事ぶりをするのかなども、推測されてしまいます。

服装や着こなし、髪形などのポイントがありますが、あくまでも基本は清潔感とビジネスマナーに反していないかです。

表情や仕草も重要!視線と笑顔で好印象に

面接が始まると緊張のあまり、表情がこわばったり、声が上ずったりしがちです。面接官はそうした状況には慣れていても、程度がひどいと印象を悪くします。できるかぎり落ち着いて、視線を面接官に合わせ、笑顔で話しましょう。

テクニック2:まずはカタチ!身だしなみ

身だしなみ

志願者の見た目が、第一印象を決める割合は大きいといわれています。初めて会う人に対しては予備知識がないので、服装や着こなし、姿勢や目つきなどで当初の印象が築き上げられるのです。

話していく中で修正されることもありますが、よくない第一印象を与えているとくつがえりにくく、よい第一印象はよりよい修正を生む可能性を持っています。

面接にふさわしいスーツスタイルを準備することから、始めなくてはいけません。ダークスーツの基本であるチャコールグレーかダークネイビーの、上質感がある無地やシックなピンストライプのスーツが転職の志願者としてはおすすめです。

髪型も清潔感があり、奇をてらわないものにしましょう。女性の場合はアクセサリーはつけないか、質素なものにする方が賢明です。着こなしも社会人らしく、服に着られるのではなく自然に着こなしているかが大事なのです。

目つきもやや意識をして、生き生きとした輝きが宿るようなイメージを心がけるのがよいでしょう。靴をしっかり磨いておくことも、忘れてはならないポイントです。

テクニック3:好印象の振る舞いのポイント

面接

振る舞いにおいて、当初の印象からさらに好印象に持っていくことができます。ここで重要なことは「よくみせたいなら飾らない」という、一見矛盾するような考え方です。少し掘り下げてみましょう。

自分を美化しない

良質なコミュニケーションは、自分を隠さずさらけ出すことから始まるといわれています。面接官に対して、自分をよく見せようと美化しないことです。

短所を隠そうとするから、なにかぎこちない違和感が生まれます。ベテランの面接官には、自分を美化した発言は通用しないと考えて、率直に等身大の自分をアピールしましょう。

質問には簡潔に答える

面接官からの質問には、ポイントを押さえて簡潔に答えるよう心掛けましょう。普段から意見をシンプルにまとめる訓練をすることが効果的です。最初に結論を述べ、次に理由を簡潔に述べる受け答えは、スマートな印象を与えます。

言葉にはアクションをつける

話の中で強調したいところでは目を見開いてうなずいたり、ボディランゲージなどのアクションをほどよく加えることで、視覚的にも面接官にアピールできます。

自分のビジョンを伝える

面接官が着目するのは志願者の過去ではありません。過去のキャリアをふまえて、これから先に何ができるのか、何をやろうとしているのかなどの未来に関する志願者の考えや思いです。

テクニック4:自己紹介と自己PRの切替え

自信

面接では自己紹介をしてくださいといわれる場合と、自己PRをしてくださいといわれる場合があります。似ている項目ですが、どちらを問われているかで企業側が知りたいと考えるポイントは異なるのです。詳しく見ていきましょう。

自己紹介は「人となり」を簡潔に

自己紹介とは、志願者の人柄や現職に関することなどを簡潔に伝えるためのものです。面接官より簡単に自己紹介をといわれたら、現職の所属部署や趣味、あるいは特技などを、1〜2分で伝えるようにしましょう。

自己PRは「自分の強み」をアピール

自己PRとは、志願者にとって長所や得意なことについてアピールし、採用したいと思わせるチャンスです。資質や持っているノウハウ、スキルなどを嫌味なく伝えましょう。

経験を交えつつ、どんな局面でどういう強みが発揮されたのかをストーリー性を持たせて伝えることで、魅力をアピールできます。

テクニック5:逆質問で印象アップするコツ

面接

面接において、「あなたの方から何か質問はありますか?」などと逆に質問を促されるケースが往往にしてあります。この意味合いや対処法、そして利用法についてもご紹介しましょう。

逆質問を促される理由

面接官が逆質問をするのには、おおむね4つの理由があります。

まず、志願者の意欲を知るためです。面接官は志願者が複数の会社の選考を受けていると思っています。その中で自社への志望度が高ければ、情報を充分押さえていて質問もできるはずだからです。

ろくに質問が出ないなら、興味がない、つまり志望度が低いと思われる可能性は高いでしょう。ここでツボを押さえた質問をすれば、志望度の高さを伝えることができます。

次に、ミュニケーション能力の確認です。志願者が自らの考えを明確に質問に反映できるか、会話を円滑に仕切れるかなどが着目されます。

そして、企業風土との相性の見極めです。志願者の性格があらわれがちなのが逆質問の特徴でもあります。仮に、個人の主体性を重視する会社で「指導していただける環境があるか」などの質問は評価を下げるでしょう。

最後は、会社にとって志願者のモチベーションを上げる材料になるという点です。つまり、志願者が気になる点がずばり質問になるので、会社はその疑問や不安を解消させるとともに会社の魅力を伝えて、入社へのモチベーションを上げる材料にできるのです。

逆質問はアピールの絶好のチャンス!

準備が前もってできる項目でもあり、自由度が高いという逆質問の特徴を利用しない手はありません。じっくりと面接官に何を伝えたいのかを明確にして、質問を決めましょう。

質問とあわせて、自分の考えやビジョンを添えるのもアピール効果があります。例えば「御社でぜひとも活躍したいので、そのために〜〜」などと先に自分の考えを示して話すことで、メッセージが伝わりやすくなります。

逆質問のマナー

逆質問は自由度が高いとはいえ、何でもありではありません。時としてはよくない印象を与えてしまいます。逆質問のマナーとして、避けるべき質問は大きく4つです。

まず、調べれば分かる内容を聞く質問です。これは堂々と「私はあなたがたについてまったく調べておりません」といっているようなものなので、気をつけましょう。

次に、面接官がすでに話したことが答えになる質問です。人の話を聞いていないという印象を与えます。他には、仕事そのものではなく、給与などの待遇面についての質問です。仕事の内容よりも、待遇が判断基準だというマイナスの印象を与えてしまいます。

最後に、先方を困らせてしまうような質問です。人事や総務の方なら、「営業職の普段の活動を教えてください」などは答え方に困る可能性があります。

好印象を与える逆質問集

逆質問で好印象を与えるという点で、効果的な例文をご紹介します。覚えておくときっと役に立つでしょう!

意欲を見せられる逆質問

「私は1日でも早く活躍したいと考えております。入社してから実践に取り組めるまでの流れは、どのようなものでしょうか」

「私を御社の理念に感銘を受けました。その理念の実現のため取り組んでいることを、ぜひ教えていただけますか」

「入社に際して、覚悟しておくべき項目があれば教えていただけますか」

「私と同年代で役職についている人はいらっしゃいますか」

「リーダーとして昇進するには、どのような能力が求められますか」

長所をアピールできる逆質問

「◯◯の資格を持っておりますが、御社の業務で活かすことはできますか」

「部活で培い前職でさらに磨かれた粘り強さを、存分に発揮できるような部署はありますか」

「何でも疑問に思うことは解消したい性格なのですが、上司の方に質問させていただける環境はありますか」

「さまざまな分野の人と交流するのが好きなのですが、御社では部署をこえて交流ができる社風はありますか」

その他の好印象につながる逆質問

「中途入社者に最も期待する点は何でしょうか」

「今後の事業展開について、支障のない範囲で教えていただけますか」

「◯◯様(面接官)から見て、◯◯◯(社名)様の魅力は何だとお考えでしょうか」

まとめ

自信

さまざまな角度から、転職面接で面接官に好印象を与えるテクニックについてご紹介しました。それぞれの項目は決して難しいことではありません。その会社に対しての志望動機が本物であり、是が非でも入社したい熱意があるのなら、準備ができることばかりです。どうか万全で周到な準備をもって好印象を勝ちとり、転職活動に勝利してください。