第二新卒がやばいって噂は本当?採用する側の本音とは!?

「第二新卒はやばいよ」という噂を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。新卒で入社後3年以内に会社を辞めてしまったため、我慢できない、向上心がない、人間関係を上手く築けないなど「やばい」と思われていると心配する人もいるようです。しかし、第二新卒がやばいというわけではありません。第二新卒を採用したいという企業も増えてきているのです。それはなぜでしょうか。

この記事では、第二新卒がやばいと噂される理由と、第二新卒を採用する企業側のメリット、企業が欲しい第二新卒の特徴をご紹介します。

第二新卒はやばいは嘘!?

第二新卒がやばいというのは過去の話。今では、第二新卒を求めている企業が増えてきているため、第二新卒の価値が変わってきているのです。
年々、少子化問題の影響で多くの企業は新卒採用に苦戦を強いられているのです。実際、大学生の求人倍率は1.83倍(1人の学生に対して求人が1.83ある状態)とリーマンショック以降2番目に多い数字を記録しています。新卒社員を定員数採用できなかった企業が、その穴を第二新卒で埋めようと求人を出しているのです。
また、1つの会社で定年まで働くという価値観が変化していることも要因です。厚生労働省の調査によれば、新卒で入社後3年以内に離職した人は大卒で32.0%、高卒で39.2%という結果が出ています。つまり、3年以内の転職も珍しくないのです。離職の目的も先を見据えた上での転職が多く、スキルアップのため、キャリアのためなどポジティブなどの理由が多いのです。
第二新卒が「やばい」ということはなく、企業にとってニーズがあることを覚えておきましょう。

第二新卒を採用する企業側のメリット

第二新卒を歓迎している企業が多いことがわかりましたが、企業にとってのメリットは何でしょうか。大きな3つのメリットをご紹介します。

教育に時間とコストがかからない

企業側のメリットとして、教育に時間もコストがかからないことが挙げられます。新卒社員が入社したら、時間やコストをかけ新入社員研修を実施しなければなりません。一方、社会人経験の少ないとは言え、第二新卒は以前の会社での研修などを通じてビジネスマナーを身につけ、基礎もできているため、1から教える時間とコストがなくなるため、第二新卒を採用する一番のメリットとなっています。

柔軟で適応力が高い

社会人経験はあるものの、経験が少ない第二新卒。前の会社で実績や経験を積み、会社の文化や習慣などが染み付いておらず、カルチャーフィットしやすいメリットがあります。また、第二新卒は他の会社を経験しているため、特定の企業文化の影響を受けた偏った視点ではなく、比較的広い視野を持っているため、柔軟で新しい発想を生み出す可能性があります。新しいアイディアで業務を前に進めてくれる第二新卒の採用は、企業にとって大きなメリットになるのです。

即戦力となる

新卒社員は、研修を経てビジネスマナーを身につけ、その後配属されOJTで時間をかけて業務を覚えます。そのため、新卒社員が戦力になるまで1年を見積もる会社が多いのです。しかし、第二新卒は業務の進め方などある程度を以前の会社で身につけているため、1から教える手間もなく、基礎ができている分、覚えも早いことが期待されるため、比較的短期間で即戦力となりえます。そういう点でも企業側のメリットといえるでしょう。

企業側が採用したい第二新卒は「意欲」がある

第二新卒は、社会人経験も浅く、実績も積めていない人が多いため、即戦力としてのキャリア採用を期待している企業は少ないです。その代わり、「やる気・意欲」を高く評価する傾向にあります。企業が社員を育てることを考えた時、やる気や意欲が高い人材は育てやすく伸びやすいと考えられ、また、やる気・意欲を持っている人は目標達成の意思が強いとも捉えられます。そのため、面接でも「やる気・意欲」があるかを判断材料にする企業も多いのです。

面接では「意欲」「やる気」をアピール

第二新卒で転職を考えたら、入社したい会社へは「意欲」をアピールするようにしましょう。
「御社で仕事がしたい」や「御社で頑張りたいこと」などの熱意を伝えるとともに、自分が持っている目標を伝えると意欲は伝わりやすくなります。また、目標達成のために、今努力していることがあったら合わせてアピールするようにしましょう。

企業側が採用したい第二新卒は「将来性」がある

多くの企業が第二新卒に期待しているのは、5年後、10年後の活躍です。つまり、伸びしろのこと。そのため、多くの企業では、今までの実績や経験よりも将来性を重視する傾向にあります。仕事に対する意欲や責任感の強さ、真面目な姿勢、コミュニケーション能力の高さ、問題意識の高さなど、「素直さ」「思考力」「自主性」「根気強さ」とあらゆる視点から将来性は評価されます。

面接では「ポテンシャル」をアピール

将来性を伝えたいときは、ポテンシャルの高さをアピールすると良いでしょう。ポテンシャルの高さは、「素直さ」「思考力」「自主性」「根気強さ」などあらゆる視点から評価されます。過去の成功経験や努力した経験から得たもの、改善できたことなど、自分の問題に対する「行動」を伝え、どのような結果につなげたか話すと良いでしょう。それにより、面接の質問では見えてこない潜在的な部分をアピールすることに繋がります。

企業側が採用したい第二新卒は「柔軟性」がある

企業が第二新卒に求めているのは、臨機応変な対応ができ、違う意見も取り入れられ、幅広い分野で活躍できる柔軟性です。1つの会社で実績を積み、スキルを身につけた人材より、社会人経験の浅い第二新卒は柔軟性が高いと期待されているのです。新しい職場環境に早く馴染むためにも柔軟性は必要です。そういう面で、柔軟性を見る企業も少なくありません。

面接では「具体的なエピソード」を通して「柔軟性」をアピール

「私は柔軟性があります」では、企業には伝わりません。具体的なエピソードを踏まえ、柔軟性をアピールしましょう。企業が求めているのは、環境の適応性があること、違う意見を受け入れられること、臨機応変な対応ができることなどの柔軟性。前の会社での経験をもとに、柔軟な対応ができたエピソードをアピールするようにしましょう。それにより、より具体的に企業へ柔軟性をアピールすることができます。

企業側が採用したい第二新卒は「バイタリティ」がある

企業が第二新卒に求めているのが、若さ溢れるバイタリティ。社会人経験が浅い第二新卒といえども、新しい環境に早く馴染み即戦力になって欲しいというのが正直な気持ち。そのため、仕事を任せられる活力やガッツなどのバイタリティが求められるのです。困難な状況に陥ったとしても、前向きに頑張れるパワーは、周りを盛り上げられるため組織としては大切な要素。第二新卒のバイタリティは企業にとっても魅力的なのです。

面接では「行動力」をアピール

行動力があるエピソードは、バイタリティをアピールすることに繋がります。職種にもよりますが、チャレンジ精神の高さやフットワークの軽さは高く評価される傾向にあります。何か率先して実行したエピソードや、高い目標に対しチャレンジしていることがあれば面接でアピールするようにしましょう。

まとめ

第二新卒がやばいということはなく、企業側も第二新卒を求めています。第二新卒だからこそ求められることも多く、大きな期待もされています。転職したくても社会人経験が浅い、実績がないと悲観せず、前向きに転職活動を行うようにしましょう。